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 60歳からの挑戦!FUYO HARUNA、最初の1歩

 春名芙蓉が自分の描いた絵を陶器にして世の中に広めたい。

 そう思い立った時、

 その道は、何も敷かれていませんでした。


 春名芙蓉は60歳の誕生日、1月27日に、自分の描いた絵を持って
 
 岐阜の陶器製作のメーカーに飛び込みました。


 「確かに素晴らしい絵だが、たくさんの種類のものをラインに乗せて作り、

 販売していくなんて素人には難しい」

 そう営業担当者は思っていたのではないでしょうか。

 メーカーの営業担当者は、春名芙蓉の言葉を聞きながら、ずっと難しい顔をしていました。


 その時、一番問題になったことは、生産量数でした。

 1柄1アイテムを作るのに、最低でも数千百個の発注数量が必要だったのです。


 ポピーの花柄のケーキ皿を作ろうとすれば千数百枚、コーヒーカップが欲しいと思えば、

 また千数百個という単位の発注をしなければ作ってもらえなかったのです。

 それが最低数でした。


 春名芙蓉が夢を託して持ち込んだ数枚の絵を使って、

 食卓を埋めるほどのアイテムを製造するということは、とてもできそうにないと思いました。

 
 当時、万単位のアイテムを仕入れ、販売する力は、残念ながらありませんでした。

 私たちが希望する百単位の発注では、

 採算面でメーカーもとても乗れない話だったと思います。


 それでも、その時、春名芙蓉は、絵と食器に託した夢を語りました。

 「家庭が明るくなるような食器を作りたい。

 見て、触れて、使って、心が和むような華やぐような、

 そんな素敵な食器を作り食卓に安らぎを広げたい」と。

 
 願いのこもった春名芙蓉の夢を聞き終えた後、

 黙って聞いていたメーカーの社長が言いました。

 「わかりました。私も夢をもってこの仕事を始めました。先生の夢をお聞きし、

 私も先生の夢に乗ってみたいと思いました。1個からでも作ってみましょう。」

 そう言って頂いたのです。


 それを聞いて、私たちは耳を疑いました。
 
 嬉しくて夢のような気持ちになりました。


 むずかしい顔をしていたメーカー側の担当者も、目をぱちくりさせて放心状態でした。


 春名芙蓉の「みなさんの家庭に安らぎを届けたい」という純粋な思いだけでいることを、

 感じて頂けたからかもしれません。
 

 その誠意が通じて、本当なら何万個も作らないとメーカーは成り立たないのに、

 「1個からでも作りましょう」と引き受けてもらえたのです。

 そこから始まって、そして今、「FUYO HARUNA」というブランドがここにあります。



    
  























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